課題発表を終えて



しんどかった。
ここのところ、空き時間は課題発表の森田療法の研究に没頭していた。

原案プロットに書き出しが終わったのは、2016/7/7の18時。

次のパワポの作成は一番熟慮の時間を要する。
つまり、システム開発における外部設計と内部設計にあたり、話す内容との連動が必要なのだ。

まず、スライドをレジュメとして印刷するのは最初からネタバレの漫談をやるみたいなものなので、選択肢から除外される。
しかし、持ち時間が15分や20分の場合、伝えられる情報量は限られているので
スライドにはふんだんに画像を盛り込むため、参考文献から何度もスキャンの連続が必要になる。
記憶心理学上、文字情報が一定の水準を越えた場合、聴き手はキャパオーバーになるのは当然である。
つまり、言語表現は、言葉と画像を駆使して意味記憶になるように配慮しなければ、情報伝達として無駄な時間になるのだ。
また、最初にノートを書く必要がないよう、授業終了後、発表内容のスライドpdfのダウンロードができることを伝えておく。
これによって、聞き手は安心してスライドと身振りだけに集中して聴講できるようになり、
話し手は聴衆の反応を確認しながら話せるわけである。
一番時間を要したのは恩師の似顔絵だった。
Facebookから写真を印刷し、輪郭をかたどって、デフォルメし、スキャンした後、ソフトで補正。
その後、印刷し、縁取りを濃くして、もう一度スキャンして完了。
過去に何度もやった作業だが、「こんな時間に何をやっているのか」と言う気持ちはぬぐえない。

以上の作業は、東京で何度もプレゼンをやった経験から来るもので、想像される結果は明らかだ。
要するに、聴衆がレジュメに目を落としてしまったら、発表者の負けというのが事実結果になるにすぎない。

レジュメ原本が完成して、ゼミ部屋に行き、印刷を終えたのが午前1時を回っていた。
帰ってきてから、パワポを使って15分で収まるようリハを繰り返したら午前3時を回っていた。
話す言葉が自分の言葉として咀嚼できていなければ伝わらないし、
伝わると思っている表現が伝わらなかった場合、表現の切り替えができない。
よって、リハは、時間通りにおさめる事が当然で、それ以上に、想像と実行の一致度(パワポとレジュメと話す内容)を高めていく作業であるため、一度で終わらないのである。
まあ、慣れてくれば、この作業は短縮されていくのは当たり前なのだが。

その後、風呂に入って就寝できたのは午前4時をとっくに過ぎている。
さいわい、次の日は1限目がないので9:30まで眠れるので、もうろうとはしなかった。
しかし、僕の最大の弱点である睡眠不足は、発表に影響を与えた。
いつもの「客を飲む30秒でのつかみ」ができないのである。
それでも事実を受け止めて、伝えたい事に集中を切り替える。
課題発表は、お笑いが目的ではなく手段なので、すぐに割り切れるからである。
それでも、発表内容に聴衆が興味を持って聴き入っているのに気づくと色気が出てくる。
生来のアドリブ話しがどうしてもやりたくなって、やってしまった。
しかし、当然、不発である。
一番嫌いな一部にウケる結果になってしまったが、まあ、後で笑い話にしておいた。

おそらく、今回の課題発表については担当教諭の評価が高いと思う。
特に日本の心理療法3つの発表については、ありがたいコメントをいただいた。
これは想定していた。
発表順が、ストマス(動作療法)、僕(森田療法)、ストマス(内観療法)であったから、「どうつなぐか」を考えての内容にしたからだ。
それだけではない。
発表当日まで、決して、前後の二人に接触しないよう意識していた。
学部生時代に、学んだことだが
グループ発表ならともかく、個人発表であるのなら、自力で発表全体を前もって考えることが身体に仕込まれているからである。
安易に打合せをしたならば、個性が打ち消されて妥協が生じ、切磋琢磨が生まれない。
ここは仲良し集団ではないので、発表後にねぎらいの言葉さえあればいい。
これは対バンのライブや落語会とまったく共通している。
結果として、ストマスは全力で準備をしてきたのは明白で、気持ちの良い発表結果だった。
この緊張感は今後の修論の発表の肥やしになるはずである。

僕個人の発表は、もちろん内容と構成に自信があったし、今できるすべてを出し切ったから後悔はない。
ただ、最大の弱点である睡眠管理に失敗したことを除いては。

終わった後で、初めて担当教諭から個人的にインフォーマルな会話をしていただいた。
素直にうれしかった。
すべてを見抜かれていることに気付いたからだった。
いや、聴いていたすべての人は、誰もが感じたことだろうと思う。

帰ってきてから発表内容を振り返り、大好きなドラマちりとてちんの台詞が浮かんできた。
これは今日発表した森田療法の人間観と重なるからだろう。

草若師匠の名言
「どうしようもない思いを抱きながら、
いやな自分、みにくい自分、まっすぐ見つめたり。
そらしんどい。そら苦しい。
けどな、その先に見えてくる何か、あるはずや。
そうやって、人の気持ちがだんだん分かるようになる。
優しい気持ちが持てるようになる。
自分とよう向き合ったら、次は相手と向き合わんとな。」
by jun_hara | 2016-07-09 01:02 | 独り言


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