<   2014年 04月 ( 12 )   > この月の画像一覧

しんぺいちゃんへ



願わくは
花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月の頃

僕の敬愛する白洲次郎の奥さんである
白洲正子が研究した西行の歌です。

ちなみに僕が白洲次郎の言葉で一番共感したのが
葬式無用
戒名不用
要するに遺言です。

これ程Facebookに裂く時間があるのなら
あなたがその類稀な教養と個性を花開かせたい小説に時間をかけなさい。
それが一番の親孝行です。
by jun_hara | 2014-04-29 22:09 | 独り言

河合隼雄先生の心理学



僕の敬愛する故・河合隼雄先生(京都大学教授)の講演録です。
母が現役の幼稚園園長だった頃、兵庫県の教育界に多大な力があったので、
僕の恩師・田中國夫(関西学院大学教授)を講師に招いたこともあったのですが
流石に河合隼雄先生を招いたことはありませんでした。
しかし、関西での話ですから母は何度も河合隼雄先生の講演は聴いています。

わが母の恩師の評価は酷評だったので詳しくは書きませんが
河合隼雄先生の話は
「聴いている時には、なるほどと思うけど、
思い返すと、訳がわからへんようになる」と言っていました。
そりゃそうです。
分析心理学(ユング心理学)は、物語るもの(事例研究)であって、
方法論が精神分析学(フロイト心理学)のように自然科学が土台にした因果律を軸としていませんから。

この難解さについて分析心理学は長きにわたり実証主義の科学ではないとして批判されてきたのですが
そもそも「心」を自然科学として定義するのには無理があるのです。
僕が専攻した社会心理学においては「態度」と言う概念に限定して
社会科学的に研究されたものでした。
要するに、「深層心理」には触れず、
統計学などを用いた「意識(または意見)分析」の域を出なかったのです。
正確には行動科学と言われるアメリカの心理学です。

僕はゼミを専攻する前の半年間、素人ながらも不登校児の家庭教師をしていたのですが
それまで独学していた精神分析学では子供の心を理解できませんでした。

この答えを導いたのは河合隼雄・著コンプレックスでした。
兎に角、難読書でもあり、自覚反省を伴うものでしたから、受け入れるのには時間がかかりました。
これも何の因縁か、恩師のゼミに入る1か月前、プレゼミということで読まされ、発表を行う課題だったのです。
つまり、恩師のゼミに入らなかったら、河合隼雄先生のことも知らなかったのです。

実は僕もK.G.ユングのことは詳しく知りません。
僕が興味を持ったのは河合隼雄の心理学でしたから。

僕は学生時代、京都まで同じゼミの女の子と河合隼雄先生の講演を聴きにいったことがありました。
その時に印象的だったのは、質疑応答で河合隼雄先生自身の事を聴いた聴衆に対する答えでした。
それは憤慨したような様子で「私は私のことを語るのが嫌いです」と言った内容だったのですが
先日読み終えたこころの最終講義には、自身のことが多々書かれていました。
と言うより晩年の講演録ですから、語られていたからです。
あとがきに、息子さんもそれについて「興味深い」と書かれていました。

要するに現役の臨床心理士は、軽々しく自らの経験や主張を語ってはならないと思ったのです。
今読んでいるノンフィクションライター最相葉月・著の新刊本セラピストは河合隼雄先生や臨床心理学の入門としてはお勧めです。
by jun_hara | 2014-04-26 22:35 | 情報

古内東子



初めて彼女の歌を聞いた時、玄人好みだけど「メジャーは無理かな」と思った。
でも、それと同時にそれまで、ポップスのレベルの低さからくる欲求不満が
解放されるような気持になったことを憶えている。
「どうしてこの国は、こんな多様性を認められなかったのだろう」と思っていた。
1990年代はユーミンや竹内まりあ等のようなカリスマが現れるには、
時は流れて既に分衆の時代だった。

同時にビジネスとしてのポップスは、より高度なセンシビリティやテクニックを求めるようになっていった。
それが彼女を今でも第一線で、活躍させている時代の後押しになったのだろうか。

僕が1980年代に卒論で実証したように、音楽が生活の中心であるのは学生時代だけ...
のはずだった。
ところが時代が変わると、その結果や考察も変わる。
僕らが学生だった時のような音楽は今の学生にとって
コミュニケーションをとるための必然ではなくなっていたのだ。

それとは反比例して、自ら音楽で表現したいと名乗りを上げる一部の若者は増え続けている。
しかも、あらゆるネットワークを駆使すると共に、テクニカルな面では想像以上の表現力をもって。
もうすでに音楽は受動的に感動するものではなく、
自ら発信したいという欲求を具現化するのに、充分な時代になっているみたいだ。
「音楽を聴くことが必然」だった僕らの時代とは違って、ますます多様性に富んだ「選べる時代」になっている。

しかし時の流れは平等で、時も金も、その分のエネルギーは文学や学術には流れておらず
ソーシャルな関わり合いは、ゲームやウェブなど
論理を面倒くさいものとする「安易な感覚」へと導いている。
要するに美学に対して底が浅いのだ。

別に音楽に絞らないとしても、一つのことや一人の人に深く夢中になれるような方向へ
今の若い人達にリビドーを傾ける経験をしてもらいたいと思うのは僕だけだろうか。
それがないのに、法的な権利だけを低年齢化させるのは間違っていると思うのだ。
by jun_hara | 2014-04-24 23:51 | music

気をつけて



1987年冬...。
僕はこの歌詞とシンクロした状態でした。
和訳は必要以上に日常のエネルギーを消耗しますから
あえて避けますが、
あれから精神的時計は未だ針を止めたまま。
そして、二度と動かなくなったのです。
by jun_hara | 2014-04-21 00:10 | music

死の宣告

主治医の説明するところ、白血球数が健常者とは一桁違うらしい。
具体的に言えば慢性白血病の疑いがあるとのこと。
もっとわかりやすく言えば、血液のガンで死ぬということ。
でもそれを聞いて、痛くなければいいかって思った。
毛が抜けようと歯が抜けようと。
十分生きましたから。
かと言って、それに長くかかることはごめんだけど。
by jun_hara | 2014-04-20 00:34 | 独り言

君子危うきに近寄らず

明日よりも、今のこと。
しかしこれは「今だからこそ」という意味で、未来から逃げることではない。

「今さえよければ、今しあわせなら。」
どうしてそんな事思っていたの...

一番大切なことは特別なことではなく、
ありふれた日々の中で君を
今の気持ちのままで見つめていくこと...

誰のものでも 誰のためでもない
かけがえのないこの僕の人生...

などなど。

要するに、
「今、大切なことから逃げないで!」
に尽きる。

僕はそれを意識しながらも、できているのだろうか。
疲れ切った「今」をかかえたままで。

P.S.
明日は久しぶりに羊子ちゃんのライブを観に行く。
本当に久しぶりだ。
ネットで見守る限りでは、
アーティストとして大切な事を忘れていないと思っているし、そしてその成長ぶりも。

小手先の評価に依存したり己惚れることもなく
「本当」を見極めたいという貪欲さを失っていない
今の享楽に流されていない事を、生で確かめられるのだ。

これほど面白いことはない。
by jun_hara | 2014-04-18 23:53 | 独り言

この国のガン



これが筑紫哲也New23の最後の多事総論ですが、
この1年、地方都市に足を運んでみればそれがよくわかります。
逆に東京と言うか首都圏に住んでいるとわかりません。
少子高齢化の現実はわかりません。
ネットでも咀嚼できません。
by jun_hara | 2014-04-17 23:02 | 独り言



初めてA.Piano & Stringsの編曲をやってみたいと思った曲。
もう35年以上前の事。

週末、リベンジの旅でうどん県まで行ってきます。
by jun_hara | 2014-04-11 23:38 | music

美辞麗句



『幸せについてコメントすれば、当たり障りのない美辞麗句』
こんな歌詞は思春期の感受性を過ぎたら、まず書けない。
でも感受性を言葉にする勇気がなければ、誰にも心を打つ歌詞にならない。
『自己陶酔』と『謙虚な振り返り』とは別物だということを受容しなければ。

歴史もまた同じ。
過去の成功者の言葉を部分的にとらえたら、それは自己陶酔に見える美辞麗句に過ぎない。
人生で歴史を学ぶ一番大切な動機づけは『無知の知』。
本当に知れば知るほど、いかに何も知らないかを痛感する連続。
だから安易に愛とか夢とか、綺麗な言葉をメディアやネットで読むと、鳥肌が立つ。

例えば『積極的平和』なんて『軍事力の強化』に過ぎない。
現代で一番怖いのは、言葉以上に
映画やネットのツイキャスなどで動画が氾濫し、
感覚だけで右傾化を恐れなくなっている人たちの事。

どんなに時代が変わっても、無知のままの断定ほど怖いものはない。
振り返れば多分、これがポビュリズムの影響力と呼べる歴史の怖さなのだろう。
数の論理や今の雰囲気に誤魔化されない自分を維持したいと肝に銘じ続けたい。

あっ!そうそう、今夜のライブのセットリストを書かなきゃ。

1.生まれた街で
2.大蔵本町
3.女友達
4.夢を唄う
5.大きな愛


いつも評判がいい「大蔵本町」はCDをはじめ音源にしていないので、
近々レコーディングしてYou Tubeで公開してみます。
by jun_hara | 2014-04-07 00:08 | music

東京の空



何時まで、こんな空を見続けていられるのだろう。
東京は春です。
でも天気予報では今夜雪が降るとか。
by jun_hara | 2014-04-06 00:20 | music