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人生の分岐点

現在の僕の最大の保留事項は、

1.この半年以内に東京から実家(兵庫県明石市)に戻り、
 臨床心理士指定大学院受験に向けて勉強のため準備するべきか。
2.それとも東京に残り、現在の情報処理の仕事を続け、その判断を先延ばしにするか。
なのですが、

前者を選択する場合、賃貸契約の更新時期が来年1月であることから
12月までには判断しておかなくてはなりません。

後者を選択した場合、ただただ砂漠のような生活を延命するにすぎず
いずれ自分自身、生きる意味において精神的破綻が生じても仕方がないと言うことです。

僕が臨床心理士を目指すことにおいての目標は明確で
「人生の後半を迎えている働き盛りの世代や高齢者に対する臨床心理学的援助」です。
大学院受験において提出する研究計画書についても、これを主軸に書くつもりなのです。

しかし現時点において大半の臨床心理士は、スクールカウンセラーもしくは大学に付随する心理相談室にしか就職の窓口がなく、
この資格を取得した大半は女性の元教師が殆どなのです。

また「臨床心理士認定資格を持たなければスクールカウンセラーになれない」と言う傾向に対し
カウンセリング心理学界の立場から
国分康孝氏など、この認定資格そのものに反対している学者も少なくはありません。
それに加え、この資格は精神科医と利害が対立することから医学界とは融合しません。
と言うかこの試験の国家資格の立法化に一番反対している勢力が医学界なのです。

元々この資格は河合隼雄氏が国家試験になる事を目指してできた認定制度なのですが
河合氏が2008年に他界したこともあり、現実は文科省認定試験に留まっています。
これは皆保険制度が心理療法やカウンセリングに適応できない事を意味します。
もっと具体的に書けば、
1時間のカウンセリングや心理療法に対して、1万円の実費をクライアントが支払うことになります。
これでは大半の労働者や高齢者にとって現実的な援助とはなりません。

産業カウンセラーという立場も存在するのですが、
これは大企業が世間体に応じた広報的な存在として設置しているにすぎないし
臨床心理士認定ではなく産業カウンセラーの資格を取るべきなので、僕の目標とは違ってきます。
勿論専門的な学術的知識と経験は全く異なります。

本来、河合隼雄氏が目標とした臨床心理士を必要とするクライアントの対象者は
人生の後半を迎えている人々を想定してのことでした。
だいたいスクールカウンセラーだけのための資格なら
児童相談所と存在理由が同じになってしまいます。

この認定を得るには、2年間の大学院修士課程卒業者にしか受験資格が与えられないという高いハードルがあります。
つまりはその後、本試験に合格して初めて臨床心理士認定が得られるのです。
また5年毎に審査があり、これに該当しない者は認定が取り消されます。

これだけハードルの高い資格であり国家資格でもないのに、受験者数が年々増大しているのは
それだけ実社会が心理療法を必要としているからですが
一方では子育てを終えた女性や中高年を過ぎた再就職において、
実力次第でハンディのない領域でもあるからです。

まだまだ若い資格認定試験制度なので問題は多々あるのですが、
この資格の質的向上と国家試験としてふさわしいものに尽力するには
自分自身がこの資格をクリアしなければスタートラインにも立てないわけです。

この年齢になって、今から受験科目である
心理学英語や心理統計を含む大学院受験の勉強を始める事は
無謀ではないかという不安は払拭できていません。
しかし、それなら尚、先延ばしもできないのです。

残りの人生を考えれば、躊躇する余裕もないのですが
年内に大変な決断をするつもりです。
by jun_hara | 2014-08-21 22:53 | 独り言