何なのだろう。
ここのところ自分でも想像できないところで何かが僕を突き動かす。
理性的に考えたら、結果が悪くなる確率が高いことまで。
その力は、決して妥協を許さないどころか、
これまで曖昧にしてきた部分まで白日の下にさらすがごとく迫ってくる。
それが怖くないと言えば嘘になるけど、受け入れることに抵抗感はない。
むしろなすがままと言うような感じ。
これが「色即是空」に近い感覚なんだろうか。
別に体調が悪いわけでもないし、精神的に切羽詰まっているわけではない。
どちらかと言えば何についても「諦め」みたいなものが出てきている。
ただそれは「悟り」みたいな綺麗なものではない。
確かに老化については日々意識するようになった。
それもあってか、何についても過度の期待もなくなってきた。
ただどんな結果をまねいても「見えるものを見える」と言えることについて
胸中にとどめていられないことが多い。
暫くは孤高の身でいたほうが気が楽なのだけど。
難しいな。