タイトル通りASP.NETの第1回勉強会の講義は予定通り終了。 あとは5月27日(金)の夕刻に1時間、第2部の講義をする。 本来マイクロソフトの講義が4回×2時間=8時間で説明できなかった事に対して、 2回×1時間=2時間でリカバリの講義をするのは物理的に不可能に思えるだろう。 しかし、僕はこの無謀な要求に応える算段があって引き受けた。 その算段とは 1.まず聴講者の経験を聴くこと。 これによって「貴殿が経験してきた技術のこれにあたります」と言う説明でイメージしてもらえる。 2.今回はASP.NETの講義だけど、どんなWeb開発の技術を経験してきたかを確認すること。 これは説明中に例を聴講者のやってきた技術の何にあたるかを説明し、イメージしやすい説明にするためだ。 驚いたのは今回の聴講者のほぼ全てがレガシーASPしか知らない人だったことくらい。 これを確認して説明の仕方を柔軟に切り替えることができる。 3.は講義の終了時だけでなく、疑問に思った時は何時でも質問を許容する雰囲気を心がけること。 以前のマイクロソフトの説明会では、聴講者の技術経験も度外視したONE WAYの説明の後にQ&Aをやる手順だった。 これでは質問したくても全ての説明が終わるまで待たなければいけない。 このプレゼンの手法は説明者中心の講義であり、聴講者がその全ての説明が終わるまで解らない箇所を憶えていなくてはならない。 聴講者が説明する技術に対して初心者だと、怖じ気づくか諦めるかのどちらかになり、質問をする気も失せる。 唯一この手法が有効なのは説明者の時間契約を満たすと言ったドライなことだ。 要するに2時間講義をやって最後に質問がなければ、説明者が任務を果たしたことになり 説明を理解できなかった人がいても、それは聴講者の責任になる。 これはマイクロソフトの常套手段だ。 僕自身3回目から今の現場のマイクロソフトによる説明会に参加したのだが、 説明中に何度も質問やツッコミを入れた。 これは聴く側もその態度で参加しないと意味がないということを演技したまでのこと。 それと初めてこの説明会参加した時、説明するプログラミング言語のサンプルをC#からVisual Basicにするよう注文した。 僕はどちらの言語でも理解しているからいいものの、僕以外の聴講者はVisual Basic(正確にはASPのVB Script)での経験しかなかったことを知っていたからだ。 兎に角、マイクロソフトの説明者が語った内容や表現の仕方は、技術知識レベルも含めて古い技術のまま。 誰が主催したかはしらないけど、マイクロソフトの講義は金を溝に捨てる結果だった。 そこで僕に白羽の矢が立ったわけだけど、何の躊躇もなく引き受けた。 それは直感的にも理論的にも「自分ならできる」と確信したからであり、やり甲斐を感じたからだ。 そして今日は1回目の講義をしたのだけど、結果は予定通りうまくいった。 後はこの1回目の聴講者の反応を分析し第2部金曜日の講義の準備をする。 たった2時間でASP.NETを使用したシステム開発の技術を説明するなんて不可能だと誰もが思うだろう。 しかし、発想を切り替えれば簡単なことだ。 要するに、基本的なことは聴講者の目の前で実際にプログラミングするプレゼンに時間をかけるのだけど 細かい説明は、推薦する本やWebサイトなどをドキュメントに書いておけばよく 「これについてはここを見てください」と言えばいい。 要するに聴講者が「独習したい」といった動機付けと、そのきっかけを提示できればいいと言う態度で講義すればいいのだ。 そのために、推奨する本とWebページのアドレスも配布した。 このような準備をすれば聴講者が質問したい時にすればいい訳で、事前に用意した説明計画においても柔軟に対処できる。 とりあえず聴講者の評価もかなり良かったらしいので、第2部も聴講者にとって有益な独習のきっかけになる内容になるよう頑張ってみる。 それこそがQA(品質管理)で言う発信主義ではなく到達主義だと言うことなのだから。 贅沢を言えばマイクロソフトがやった意味のない説明会に支払ったお金を僕に払ってもらいたいくらいだ。 ...すみません。欲深な独り言です。 兎に角、この業界の仕事は独習ができない人は、いずれこの商売で食っていくことができなくなる。 ただ現実は独習ができない人は予想以上にいるのだ。 本音を言えばこんな大手金融機関の子会社に勤めているから食い扶持に困らないと思っているのだろうけど 「ちょっとは自分で研究してから質問しろ」と言う気持ちは有った。 【寄らば大樹の陰】ということはもう無い。 山一証券の倒産からはじまって、リーマンショック後の今では、民間企業は大小に関係なく何時潰れるか、リストラにあうかわからない時代だからだ。 まー自分自身は現場では必要とされているみたいなので、 これで生活費を稼ぎ、土日祝にしかできない音楽の事業をやっていければと思っている。 今回の動画は槇原敬之の「もう恋なんてしない」のライブバージョンです。 あー音楽で食っていきたいな~。
by jun_hara
| 2012-04-24 20:44
| 独り言
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