今日は1日なので映画の日。
なので入館料1000円で入れるため
終戦のエンペラーを観に自転車で
ユナイテッド・シネマ豊洲まで行ってきた。
メインテーマは太平洋戦争における昭和天皇の戦争責任についてである。
邦題は
終戦のとなっているが英語タイトルではEMPERORだ。
ハリウッド映画なので、あまり期待していなかったが、予想以上に時代考証がしっかりしていて見応えがあった。
ただ、東京湾なのに名古屋城の天守閣が背景にあるなどスクリプターがちょっと雑なところや、
無理に恋愛をからめているところなど、突っ込みたいところはあったけど。
史実として太平洋戦争を始めたのが誰なのかとなると未だ難しいところである。
勿論、東条英機が首相であった時の真珠湾攻撃で始まったのは事実だが
ハルノートからしても、日本がアメリカから
窮鼠猫を噛む状態に追い込まれたことは否めない。
それこそ、あらゆる角度からこの戦争に至る経緯を調べると、満州事変や日露戦争どころか江戸時代のペリー来航までさかのぼることになる。
※アメリカではペリー来航は日本に対する1回目の戦勝と言われている。
この映画の中での近衛文麿の台詞は正論である。
いずれにしても、この戦争を終わらせたのは昭和天皇であり、マッカーサーとの会談の場面では涙腺がゆるんでしまった。
この映画だけであの戦争を総括できるわけなど決してないけど、少なくとも
風立ちぬを観るくらいなら、こちらを観た方が遙かに歴史の勉強になる。
8/3(土)午後10時00分~午後11時00分にEテレで
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「宮崎駿×半藤一利」という番組が放送される。
さて、ここで宮崎さんが納得のいく言葉を出せるのか見届けたいものだ。